Story
とある小さな田舎町で暮らす芙美(ふみ)。
気の合う職場の友人たちとほっこり時間を過ごしたり、うんと年の離れた親友の少年と遊びに出かけたり、ある日、隕石に遭遇するというあり得ない出来事を経験したり。そんなふうに日々の生活を楽しく送るなかで、ときおり見え隠れする芙美の哀しみ。彼女がひとりで暮らしていることには理由があって、その理由には“ある哀しみ”があって、そして草笛をきっかけに出会った男性と恋の予感も訪れて……。
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人は、誰だって幸せを求めて生きていますが、長い人生、幸せを見失ってしまうことだってあります。そんな時は、立ち止まってもいい。少し立ち止まって、また歩き出せばいい──。この映画は、脚本家 安倍照雄によるオリジナルストーリーを、『愛を乞うひと』『閉鎖病棟 −それぞれの朝−』など、さまざまな視点から人生を描いてきた平山秀幸監督が映像化。旧知のふたりが10年以上あたため続けてきた人生讃歌の物語です。過去を抱えながらも「今」を生きる主人公・五十嵐芙美の姿を、これから訪れるであろう幸せや希望を、爽やかに映し出しています。
主演は小林聡美。『かもめ食堂』『めがね』で人生の豊かさを表現してきた彼女が、この『ツユクサ』でも丁寧に生きることの大切さを、より大人の視点で優しく導いていきます。脇を固めるのは、抜群の安定感と演技力を兼ね備えた松重豊、平岩紙、江口のりこ。ちょっぴりコミカルで、じんわり心に沁みてくる、熟達した俳優たちの味わい深い掛け合いも見どころです。
また平山監督たっての希望から、1969年の昭和の名曲「あなたの心に」(ビクターエンタテインメント/中山千夏)が本作のエンディング曲として起用され、大人の人生にそっと寄り添ってくれるようなホッコリあたたかい映画が完成した。
とある小さな田舎町で暮らす芙美(ふみ)。
気の合う職場の友人たちとほっこり時間を過ごしたり、うんと年の離れた親友の少年と遊びに出かけたり、ある日、隕石に遭遇するというあり得ない出来事を経験したり。そんなふうに日々の生活を楽しく送るなかで、ときおり見え隠れする芙美の哀しみ。彼女がひとりで暮らしていることには理由があって、その理由には“ある哀しみ”があって、そして草笛をきっかけに出会った男性と恋の予感も訪れて……。
小林聡美/五十嵐芙美
profile平岩紙
/櫛本直子
斎藤汰鷹
/櫛本航平
江口のりこ
/菊地妙子
渋川清彦
/櫛本貞夫
泉谷しげる
/マスター
ベンガル
/勅使河原
桃月庵白酒
/菊島純一郎
瀧川 鯉昇
/潮田欽三
松重豊/篠田吾郎
profile小林聡美/五十嵐芙美
profile
1965年生まれ。東京都出身。
映画デビュー作『転校生』(82)をはじめ、『かもめ食堂』(06)や『めがね』(07)、人気ドラマシリーズ「やっぱり猫が好き」(88〜91)など数多くの映画やドラマに主演。映画『紙の月』(14)では第38回日本アカデミー賞優秀助演女優賞、ブルーリボン賞助演女優賞を受賞。近年の出演は、映画『閉鎖病棟 −それぞれの朝−』(19)、『騙し絵の牙』(21)など。また「聡乃学習」(19)はじめエッセイ本などの著書も多数出版している。
平岩紙/櫛本直子
profile
1979年生まれ。大阪府出身。
2000年より大人計画に参加、同年にミュージカル「キレイ−神様と待ち合わせした女−」で初舞台を踏む。舞台のみならず、映画、テレビドラマ、ナレーションなど活躍の場は多岐に渡る。近年の出演は、映画『閉鎖病棟 −それぞれの朝−』(19)、『音楽』(20/声の出演)、ドラマ『リコカツ』『俺の家の話』(21)、『津田梅子~お札になった留学生~』(22)など。
斎藤汰鷹/櫛本航平
profile
2010年生まれ。東京都出身。
テレビドラマ「朝が来る」でデビュー。子役として数多くのドラマや映画に出演。近年の出演は、映画『いつまた、君と −何日君再来−』(17)、『素敵なダイナマイトスキャンダル』(18)、『人魚の眠る家』(18)、『フード・ラック!食運』(20)、『梅切らぬバカ』(21)、『ラーヤと龍の王国』(21/声の出演・吹き替え)など。
江口のりこ/菊地妙子
profile
1980年生まれ。兵庫県出身。
劇団東京乾電池所属。『桃源郷の人々』(02)で映画デビュー、『月とチェリー』(04)で初主演をつとめ、ドラマ「時効警察」シリーズで個性を発揮し注目を集める。近年の出演は、ドラマ「SUPER RICH」「ソロ活女子のススメ」、「モモウメ」(21)など。2022年は、「ソロ活女子のススメ2」に主演、映画『川っぺりムコリッタ』、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」に出演。
桃月庵白酒/菊島純一郎
profile
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渋川清彦/櫛本貞夫
profile
1974年生まれ。群馬県渋川市出身。
モデル活動を経て『ポルノスター』(98)で映画デビュー。『半世界』(19)、『閉鎖病棟-それぞれの朝-』(19)『ウィーアーリトルゾンビーズ』(19)で第32回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞/助演男優賞受賞。近年は、『柴公園』(19)、『酔うと化け物になる父がつらい』(20)、『孤狼の血LEVEL2』(21)、『燃えよ剣』(21)、『偶然と想像』(21)など数多くの映画に出演する。
泉谷しげる/マスター
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1948年生まれ。青森県出身。
1971年「泉谷しげる登場」で歌手デビュー。音楽活動にとどまらず、ラジオ・テレビ・映画への出演、映画監督、プロデューサー、作家、漫画家などマルチアーティストとして活躍。主な出演は、映画『ええじゃないか』(81)、『天国に一番近い鳥』(84)、『ビリケン』(96)、近年は『Fukushima 50』『いのちの停車場』(21)など。
ベンガル/勅使河原
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1951年生まれ。東京都出身。
自由劇場を経て、1976年に劇団東京乾電池を結成。「あぶない刑事」シリーズでナカさんをコミカルに演じ当たり役に。現在に至るまで数多くの映画やドラマで名バイプレイヤーとして活躍。近年の出演は、映画『終わった人』(18)、『居眠り磐音』(19)、『閉鎖病棟 −それぞれの朝−』(19)、『愛のまなざしを』『初恋』(20)、WOWOW 連続ドラマ「川のほとりで」(21)主演などがある。
松重豊/篠田吾郎
profile
1963年生まれ。福岡県出身。
蜷川スタジオを経て『地獄の警備員』(92)で映画デビュー。『しゃべれどもしゃべれども』(07)で毎日映画コンクール男優助演賞、『ディアドクター』(09)でヨコハマ映画祭助演男優賞受賞。近年の出演は、映画『ヒキタさん!ご懐妊ですよ』(19)、『老後の資金がありません!』(21)、ドラマでは、「今ここにある危機とぼくの好感度について」(21)、「いりびと‐異邦人」(21)、連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」など。FM横浜「深夜の音楽食堂」(16〜)ではラジオパーソナリティも務め、20年には自身初の書籍「空洞のなかみ」を上梓する。
監督/平山秀幸
profile
1950年生まれ。福岡県出身。
『マリアの胃袋』(90)で監督デビュー。『ザ・中学教師』(92)で日本映画監督協会新人賞を受賞したのち、『学校の怪談』(95、96、99)シリーズが大ヒット。また『愛を乞うひと』(98)で第22回モントリオール世界映画祭国際批評家連盟賞、さらに第22回日本アカデミー賞では最優秀作品賞と最優秀監督賞を獲得するなど、その他にも手掛けた作品は国内外で高く評価される日本映画界を代表する監督。近年も『閉鎖病棟 -それぞれの朝-』(19)で、第43回日本アカデミー賞の優秀監督賞と優秀脚本賞を受賞し、映画への製作意慾はとどまるところを知らない。
脚本/安倍照雄
profile
1961年生まれ。大阪府出身。
平山秀幸監督とは『やじきた道中 てれすこ』(07)以来の再タッグとなり、本作『ツユクサ』は10年以上あたためてきたオリジナル脚本の待望の映画化。その他に『築地魚河岸三代目』(08/松原信吾監督)、『ふしぎな岬の物語』(14/成島出監督)、『at Home アットホーム』(15/蝶野博監督)、『種まく旅人 夢のつぎ木』(16/佐々部清監督)などがある。
音楽/安川午朗
profile
愛知県生まれ、長野県育ち。
『八日目の蝉』(11/成島出監督)で第35回日本アカデミー賞最優秀音楽賞を受賞。他にも『閉鎖病棟 -それぞれの朝-』(19/平山秀幸監督)、『一度も撃ってません』(20/阪本順治監督)、『いのちの停車場』(21/成島出監督)、『HOKUSAI』(21/橋本一監督)、『孤狼の血 LEVEL2』(21/白石和彌監督)など、数多くの映画音楽を手掛けている。
撮影/石井浩一
profile
1961年生まれ。神奈川県出身。
J.S.C.(日本撮影監督協会)所属。『つげ義春ワールド ゲンセンカン主人』(93/石井輝男監督)でカメラマンとしてデビュー。撮影を担当した作品に『長い散歩』(06/奥田瑛二監督)、『必死剣 鳥刺し』(10/平山秀幸監督)、『白夜行』(11/深川栄洋監督)、『いつまた、君と 何日君再来』(17/深川栄洋監督)などがある。
美術/中澤克巳
profile
1954年生まれ。京都府出身。
『学校の怪談』(95、96、99)シリーズから、『愛を乞うひと』(98)、『エヴェレスト 神々の山嶺』(16)、『閉鎖病棟 -それぞれの朝-』(19)など、これまでにも平山秀幸監督作を数多く手掛ける。その他にも『家族ゲーム』(83/森田芳光監督)、『東京日和』(97/竹中直人監督)、『恋空』(07/今井夏木監督)などがある。
桃月庵白酒/菊島純一郎
profile
1968年生まれ。鹿児島県出身。
落語家。1992年五街道雲助師匠に入門。2005年真打に昇進し三代目「桃月庵白酒」を襲名する。毒をまぶした現代的なまくらからの古典落語で、寄席やホール落語界で人気沸騰中。映画へは『ももいろそらを』(12)、『ぼんとリンちゃん』(14)に続き今作が3度目の出演となる。現在、ネットラジオ 桃月庵白酒の「白酒のキモチ。」を定期的に配信している。
瀧川 鯉昇/潮田欽三
profile
1953年生まれ。静岡県出身。
落語家。1973年に8代目春風亭小柳枝に入門。その後、1977年に春風亭柳昇門下となる。1996年には、「文化庁主催51回芸術祭」で優秀賞を受賞。映画・テレビドラマなど俳優としても活躍。主な出演作に、『必死剣 鳥刺し』(10)、『ハラがコレなんで』(11)、平山秀幸監督のWOWOW連続ドラマ「川のほとりで」(21)などがある。